新刊のおたより(3月)


なにがいるのでしょうか
 パパとお兄ちゃんが車を庭で洗っているところにエルシーが駆け込んできました。「テーブルの下に何かいるよ」駆けつけてみると灰色の大きなゾウでした。「一緒に洗おうよ」ママがお兄ちゃんと買い物から帰ってくるとエルシーが駆けてきて、「テーブルの下に何かいるよ」それはカンガルーでした。そんな調子でテーブルの下には次々と動物たちが現れます。とても楽しいナンセンス絵本です。それは登場する動物やものにみんな目が付いていて、しかもその目が好奇心いっぱいの表情だからです。家族はテーブルの下に現れたみんなで海に行って楽しく遊びます。ユーモアいっぱいの絵本、まるで本当のことみたいです。とぼけたような表情に思わず拍手!いいな。いいなあ!
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「テーブルのしたになにがいる?」アラン・アールバーグ 文
 ブルース・イングマン絵 とたにようこ 訳
 徳間書店刊 本体1800円

水はふしぎ
 水はふしぎです。形がありません。流れている状態から何かのものに入っている
様子から。形は縦横に変わります。水を地面に落としてみました。ぽた、ぽとぽと。地面に手一杯の水を落としてみました。ぽた、ぽとぽと、ずるずる、線を描いた。どんなものでもかけるよ。お水足りないよ。よいしょよいしょ。何が描けただろうか。みんなもやってみた。画家のお話はいつも次々と子どもたちがふえていく。はじ
めは見ているだけだけれど、いつの間にか一緒になってみんなで大きなものを描いた。子どもたちの表情が楽しい。好奇心いっぱい、そしてできたものへの満足感。やった!折り込み付録に科学のことが書かれています。(2025.3.5)
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「おみずでおえかき」ちいさなかがくのとも 4月号
花山かずみ さく 福音館書店刊 本体418円+税10%

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