新刊のおたより(12月)


ねこのとらまるますます活躍
 ねこのとらまるは山の動物たちのお医者さんです。ねこのとらまるって何者?すでに2冊読んできた人はおなじみです。まちの動物病院で暮らしている人は夜になって閉院になるとねこのとらまるがおいしゃさんになり、患者さんがやってきます。もちろん患者は山の動物たちです。今夜は最後にやってきたのは牛のクララです。なんとクララはハサミを食べてしまったのだそうです。レントゲンをとったらたしかにあります。手術はいやだと鳴くので磁石を飲んでそれで取り出そうとしました。ところがうまくいくと思ったのにあと少しではずれてしまいました。さあ!どうしよう。ねこのとらまると動物たちが力をあわせて。大丈夫でした。
 作者は絵も描いています。ユーモアがあり楽しい幼年向けのお話です。ひとりでもよめます。もちろん大人に読んでもらっても。おとなも楽しめます。
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「くいしんぼうのクララ やまの動物病院3」
 なかがわちひろ作・絵 徳間書店刊 本体1700円+税

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