abe-yuuko
桜が散って私の大好きな欅が芽吹いた。枝えだを天に真っ直ぐに伸ばす木、あたかも天と話をしているようだ。これは冬でも同じ。他の木が冬の嵐のなか、故郷と思う雪国の重みのなか真っ直ぐ立っている欅の姿にいくど慰められたか。この年になって、ときどき世のならいに疲れると欅の木にあいにいく。さあ、新年度スタートだ。